その他Vol.13 税金の納付をクレジットカードで? ~インターネット上で手続きが必要です~
税金の納付をクレジットカードで?
~インターネット上で手続きが必要です~
その他トピックスVol.12
こんにちは、SUパートナーズ税理士法人の溝口です。
今週は納税方法がテーマのSUレターです。
皆さんが税金を納めるときは、現金払い又は口座振替でしょうか。
平成28年度の税制改正で“国税の納付手段の多様化を図る観点”から、
クレジットカード納付を可能とする制度が創設されたのはご存知でしょうか。
この制度は平成29年1月4日から施行されています。
税金をクレジットカードで納めるためには、
インターネット上での手続きが必要です。
今回は国税のクレジットカード納付の概要をご紹介します。
*なお地方税についても一部の地方公共団体でクレジットカード納付が可能となっていますので、各自治体にご確認ください。
例:都税(東京都)→都税クレジットカードお支払いサイト/a>
利用が可能な税金の種類等
○利用可能税目(税金の種類)
・・・全ての税目。詳しくは、クレジットカード納付のQ&A/a>をご確認ください。
○利用可能額
・・・1度の手続につき、1,000万円未満、かつ、ご利用になるクレジットカードの決済可能額以下の金額(決済手数料含む)
○利用可能なクレジットカード
・・・Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、TS CUBIC CARD
○利用可能時間
・・・24時間(メンテナンス作業等でご利用できない時間が生じる場合があります。)
なお、e-Taxからアクセスする場合は、e-Taxの利用可能時間/a>に限ります。
利用にあたっての注意事項
○納付税額に応じた決済手数料がかかります。
○領収証書が発行されません。
○インターネット上のみの手続であり、金融機関やコンビニエンスストア、
税務署の窓口では、クレジットカードによる納付はできません。
○クレジットカード納付をした場合、納付済の納税証明書の発行が可能となるまで、
3週間程度かかる場合があります。
事前準備
○専用サイトへの入力情報の準備
・・・納付する税目や金額の分かるもの(確定申告書等)と、利用するクレジットカードなど。
納付手続
1.専用サイトへのアクセス
・・・インターネットの利用が可能なパソコン、スマートフォン及びタブレット端末から、納付受託者が運営する「国税クレジットお支払サイト/a>」へアクセスします。
※ アクセス方法
① 国税庁ホームページから
国税庁ホームページで「国税クレジットカードお支払サイト」をクリックしてアクセス
② 確定申告書等作成コーナーから
確定申告書等作成コーナーで、納税額のある申告書を作成した場合等に表示される納付方法の案内画面からアクセス
③ e-Tax(国税電子申告・納税システム)から
e-Taxを利用して電子申告・徴収高計算書データの送信又は納付情報登録依頼をした後に、メッセージボックスに格納される受信通知からアクセス
2.専用サイトでの納付(委託)手続
「国税クレジットカードお支払サイト」での手続は「クレジットカード納付手続の流れ/a>」をご確認ください。
おわりに
クレジットカード納付はインターネット上でいつでも手続きができ、
カード会社によってはポイントが付与されるなどのメリットがあります。
ただし、納付税額に応じた決済手数料がかかり、
納税証明の発行に時間がかかるなどのデメリットもありますので、
利用にあたっては十分ご注意ください。